ライブレポート

氷川きよし
コンサート2003
群馬県民会館
2003/3/5




初めての氷川きよしライブ!とっても楽しみにしていました。
前々から行きたかったうえに、今回は近所でチケットを販売していることが判明して、発売日当日にお店に駆け込んでゲットできました。前に並んでいるオバチャンが「こんな遠い席は嫌よっ」とごねているので、とても気が急いてしまいました(^^;)でも取れたチケットは14列目20番、真中よりも大分前の方で、真中よりです。
大満足!!
生きよしが、肉眼でよく見えるに違い在りません。幸せ・・・

当日は早い時間に行ったのですが、車が大渋滞していて大変でした。
きよしラッシュであります。
客層は今までのどのライブとも違っていて、まさしく老若男女が集っておりました。特に多かったのは、中年の奥様方、それからおばあさま、おじいさま、さらに頑固そうな親父さんが目をひきました・・・!!(ちゃぶ台をひっくりかえしそうな形相のおじさまたちが大勢!)あとは子供たち、若い女性たち。どの方もご家族でいらしている雰囲気です。そうそう、若い男性だけはいませんでした!(笑)ひょっとしたらいたかもしれないのですが、私の目にはとまりませんでした。不思議なほど色々な世代がいらしていて、びっくりしてしまいました。
とりあえずはグッズを見よう、と思って近寄ると、「
きよしみみかき」を発見!こんなものは初めて見ました。是非とも手に入れなくては!!!きよしみみかきは、先端にきよしくんの人形がついているみみかきです。なかなかお高かったのですが、観光所で売っているみみかきもそのくらいはするかなーと思って購入。あとは、きよしペンライトを買いました。なかなかの優れもので、ボタンを押すたびに色が変わるのです!電池式なので、買い換えれば何度でも使える!!素晴らしい。これは買わなくては!(笑)これはさらに高かったです。
あとは、きよしうちわ(袋つき)やきよしボールペン&シャーペンセット、ポストカードやTシャツ、テレカなどがたくさん売っていました。

席について辺りを見回しますと、立ち見客も大勢いて、さすがはきよし!!というかんじです。前方の2、3列目あたりのお客様は、いかにも常連というかんじで色々なグッズを持ってきていました。後ろには小さなお子様がいたので、泣いたりしないでね、とちょっと思ってしまったり(いや、実際泣き出しました・・・)
開演時刻とほぼ同じ時間に、コンサートが始まりました。暗くなった場内に、スポットライトが照らされます。音楽が鳴り、幕の内側でライトがついて、幕越しに中が見えました。
ギタリスト、ベーシスト、ドラムなんかもいます。勿論演歌に不可欠のトランペット隊などもいました。パーカッションや、フルート?と思われる方々まで、本当にたくさん!
その真中で、少し高い段の上にたっているきよしくんがいます!!まるで、空に浮かんでいるかのようでした。
衣装もお星様がたくさん付いた、銀色のきらきら光るもので、さすがないでたちです。
最初の一曲は「星空の秋子」でした。衣装にぴったりの選曲です。
最初にびっくりしたのは、その笑顔の優しさ!登場の時からにこにことしていて、歌っている間もいかにも楽しそう。優しい笑顔でうっとりです。おもわずペンライトを振るのも忘れて見とれてしまいました。
群馬県民会館は、そんなに音響装置がしっかりしていないみたいで、音の広がりがいまいちな気がしたのですが、
それを補ってあまりあるきよしくんの声量。素晴らしいです…!テレビよりもずっと力強くて、透き通っていて、暖かい。
嬉しくて感動してしまいました。

「星空の秋子」が終わると、確かもう司会者の方がやってきたと思います。わりと一曲おきくらいに司会者さんが出てきて、きよしくんとトークを繰り広げてくれました。この司会者さんが「ニシオリ ヒガシ」というとんでもないお名前で(笑)それでいてものすごく太っていて、小さいものだから名前とのアンバランスさに笑いが止まりませんでした。でもお話もお上手で・・・演歌歌手の司会者たるもの、こうでなくては、というかんじでした。上手い具合に歌手を誉め、客席を誉め、ご当地を誉め、そしてちょっとボケて笑いを取る、みたいな。
「氷川くんは、群馬をことのほか楽しみにしていましてねえ・・・」とか持ち上げるのですが、きよしくんは「それ、前の地でも言っていませんでしたか?」と冷静に突っ込み。「いいんです、ここの人たちは初めて聞くんですから・・・!!」という具合に。
きよしくんはそれらのトークをずっとにこにこしながら聞いていました。その間、客席に向かって手を振ったり、そっとお辞儀したり・・・。片手を大きく差し伸べて「みなさん、ありがとうございます」というのがきよしくんのスタイルのようです。
会場は2階席もあったのですが、ニシオリさんが
「ここから見るとまるで
『おーーい、船が出るぞーー』というかんじですね」といっていたのがおもしろかったです。本当に、2階席のみなさん手を振るので、まさしく船出のようでした。
さて、最近出たアルバムが、星関連のものだったとかで、次の曲から数曲、星にちなんだ名曲を歌ってくれました。(なんと言う題名なのかわからなかったのですが、聞き覚えのある曲ばかりでした)尊敬する方の曲をいくつも歌っていました。勿論、ステージ上も星のようなライトがついていて、大変綺麗でした。
きよしくんのよさは、どんな人の歌でも自分のもののようにして歌えることですね。だから、全然違和感がなくて気持ちよく聴くことができました。「この歌のイメージは、あの人じゃなきゃ嫌だわ」っていう歌だってあるだろうに、それをきちんと歌いこなせるところが凄いです・・・!!

途中で衣装がえがあったのですが、それまでの「星の王子様」のようなスタイルから一転して、赤のテンガロンハットに、ジーンズという衣装。しかもジーンズには「HK」(氷川きよしの頭文字)という文字が赤のきらきらしたもので書かれていました。とてもカジュアルで・・・びっくり。若者らしく(笑)大変似合っていました。ああいう衣装、好きだなあ。
その衣装に着替えるのも、曲の合間の出来事で、ジャニーズもびっくりな早替えでありました。
また、
紅白歌合戦で着た衣装にも着替えてくれました。真っ赤で、両手にびらびらがついている衣装です。このびらびらは「実は癒し系の曲を奏でるんです。」と言い出し、手で触ります。すると、きらきらきら・・・と素敵な音が。
実際は、後方にいるパーカッションの方が鳴らしている金属音なのですが。でも会場は「おーーーっ」とどよめき。逆に、ニシオリさんが触ると、「ずどどどどん」と低く鈍い音が。勿論パーカッションさんの仕業。何だか笑えました。
この衣装を着たということは、紅白歌合戦で披露してくれた「きよしのズンドコ節」を聞かせてくれるということです!!嬉しい!!
勿論、振り付け教室も開いてくれました。とはいっても、ズンドコ節はきよしくんの曲の中で最も簡単な振り付けなので、誰にでもできます。ちゃんと、
「ズン、ズンズンズンドコ」の後に「きよしー!」と叫ぶのがポイントです。
見ると隣の席の母もちゃんとやっていて、嬉しかったです。(^−^)
この曲で
「遠く優しいお母さん・・」という歌詞があるのですが、いつも感動して涙ぐんでしまいます。きよしくんがお母さん思いなことを差し引いても、とても心に残る良い歌詞ですね。きよしくんの心がこもっているから、余計に感動するのでありましょう。
トークできよしくんがこんなことを言っていました。
「うちのお母さんは・・とっても地味〜〜〜に暮らしています。先日実家に帰ったのですが、そのときお土産にジュースを持っていったのですね。それで、冷蔵庫にしまっておこうと思って、扉を開けたら、冷蔵庫の扉がばりっと取れてしまいました・・・。
お母さんに、『これ、買い換えた方がいいよ』って話したのですけど、『まだ冷やせるからいいの』といわれてしまって・・・。それで、ジュースを入れて翌日、冷えてるだろうな〜〜と思って取り出したのですが、
全然冷えてないんですよ。もう、冷蔵庫じゃなくなってしまっていました。それで、うちに帰ってから、母親に冷蔵庫をプレゼントしました。あの・・・ちかくの電気屋さん(サクラヤって言っていたのかな・・・忘れました)で。39800円でした。でも、母親からさっそく電話がかかってきて、『ありがとう〜〜〜すっごく冷えるわ、これ!!』と、本当に嬉しそうに話してくれました。
そんな風に、喜んでもらえることが何よりも嬉しくて・・・これからも、母を喜ばせていきたいな、と思っています。それが今の僕の夢でもあります。物を買うとか、そういうことだけじゃなくてね、物以外のことでも、喜んでもらえるようになりたいな、と思っています・・・。」
何だかとても心に響くお話でした。何て謙虚で、優しい人なんだろうって。
きよしくんのお話は、いつも
「○○させていただいて・・・」とか「喜んでいただけて・・」とか、本当に謙虚さが溢れています。あんなに売れているのに、ちっとも天狗にならないというのが不思議です。(ニシオリさんも言っていましたが)人間性というものなのでしょうね。これからもずっとピュアなまま、今の氷川きよしのままでいてほしいです。

途中で、バックサウンドの方々のソロがありました。きよしくんが衣装を替えているときにやっていたコーナーなのですが・・・素晴らしい演奏に、大満足!みなさんとても熟練した技を見せてくださっていて、大人の色気たっぷり(笑)、とりわけパーカッションの方が本当にいろいろな楽器を駆使して演奏していて、びっくりしました。
演歌だというのに、ギターやベースのサウンドが響く(アンプラグドではなくて、エレキギターなんです)し、凄いなーと・・・。
そういえば、演歌歌手のコンサートははじめてだったので、一つだけびっくりしたことがあります。歌の一番、二番などの終わりとか、歌の終わりに、早々に拍手が鳴ること。よく行くバンドの演奏などだと、歌が終わっても、演奏者の演奏が最後まで終わらなければ、拍手しないのが常識です。この常識が演歌だと歌さえ終わればいつ拍手してもいい、という風に変わっていたので、とても面食らいました。テレビなんかだと、そうですものね。前奏なんて、アナウンスがずっと何か語っていますし。
そんなわけで、ちょっとドキドキしながら拍手していました。


箱根八里の半次郎も歌ってくれました。「やだねったらやだねー」が聞けた嬉しさに、思わず「きよしー!」と叫ぶのを忘れてしまいました。何度か忘れてしまったので、実質2回くらいしか叫べなかったかなあ・・・残念。
最初の方では、きよしくんは舞台中央に立ったまま移動することが少なかったのですが、段々ステージ端まで動いてくれるようになりまして、遠くの時にはちょっと切なくなりながら見つめ、近くに来た時は本当に出迎えるような心持で、幸せ一杯に見つめていました。そこにいる人々にむかって、包み込むかのような優しさで歌い上げるきよしくんは、本当に素敵です。

新曲の「白雲の城」も披露してくれました。
雄大で、美しい名曲ですね。本格演歌ということですが、さすが、聞いているほうも気持ちがぴりりと引き締まるような気がしました。力強くて、日本男児の強さがにじみ出てくるかのような・・・背筋がしゃんとする感じです。
ドライアイスがたくさん焚かれていて、前の方の客席は見えなくなっていました(笑)
曲もとても雄大で・・・感動してしまいました。この曲だけでも、氷川くんの舞台は一見の価値があると思います!!

どのタイミングでやったのか忘れてしまったのですが、「氷川くんとのふれあいコーナー」とかいうものもやっていました。最初は、「氷川くんクイズ」で、これに当たった人は、氷川くんとお話ができる、というものです。氷川くんが出演した番組の中から出された問題で「○○のお宅にいたわんちゃんは、何と言う犬種でしたか?」という問題でした。「チワワ・ゴールデンレトリバー・土佐犬」というかんじの出題だったと思います。そのときに氷川くんが横から「アイフルね」とか言ったので、答えがチワワだということが、私にもわかってしまいました。何て優しいのだ・・・!!
結局答えたのは、真中あたりに座っていたおじさま。奥様と一緒にいらしていたそうです。手を上げているのはほとんどがおばさまだったので、おじさまは異彩を放っていたらしいです(ニシオリさん談)
それで、正しく答えたのですが、氷川くんはそれを祝って一曲歌を歌ってくれました。そのおじさまの名前を歌詞に入れて、マンボのような歌を自作で!!凄い!これは、ファンにはたまりませんね。
でもかなりくだらない歌詞でしたが(笑)くだらなさ加減がまた最高。スタッフの方かな?マンボの格好して、マラカス持って出てきていました。歌い終わってからすぐに退場させられてしまっていましたけどね(笑)

それから、
「おばあさまとのふれあいコーナー」ということで、会場内にいる85歳以上のおばあさまを探し出します。いらしたのは、86才になるよしおばあさま。ニシオリさんがマイクを向けると、お元気な声で答えていました。
凄いなあ〜〜〜86歳でコンサートに来れるなんて。素敵なおばあさまです。
氷川くんと、おばあさまとで、恋人同士という設定で台詞を言う、というものをしました。
氷川くん「よしさん」
よしさん「なあに?」
氷川くん「ずっと、言いたかったことがあるんだ」
よしさん「あら、何かしら」
氷川くん「これからも、ずっとお元気でいてくださいね」


というものでした。一回リハーサルをしてから本番をしたのですが、このよしおばあさんが、86歳を越えているにも関わらずとってもお上手で、びっくりしてしまいました。声が、何だか艶っぽいんです。何て素敵な声なんだろう、と感激。
氷川くんも、うれしそうに話していました。
本当に、心から「お元気でいてくださいね」という姿が見れました。
ニシオリさんもおばあさんを気遣いながら、ステージに戻ります。

何だか心がぽかぽかしてしまいました。

演技といえば、「水戸黄門」にも出演が決まったそうで、その中の台詞を話してくれました。
出演する役の名前は「音次郎」。いかにもきよしくん!!!といった名前ですね。本当は武士なのだけれども、歌いたくて家を飛び出す青年の役だとか。これは見なくては・・・・。台詞を言う姿もばっちり決まっていました。やはり歌手っていうのは、芝居もうまいですね。Gacktが言っていましたね、「
ボーカリストはステージ上の役者だから、全員が演技ができて当たりまえなんだ」って。なるほど〜〜〜

それからはまた曲を熱唱してくれました。順子とか雪子とか、女性の名前が出てくる曲が目白押しです。客席に向かって指を指しながら歌ってくれるので、自分が指されたような気になって、最高でした(笑)私の名前も順子とか雪子とかだったらいいのにな〜〜〜とか適当なことを考えてしまったりしました(笑)
古風なお名前になりますけど、だからこそ氷川くんの歌の世界にぴったり!

ラストは「大井おっかけ音次郎」。
もう最後の曲になるのか・・・と、寂しかったです。この歌を歌う前、ニシオリさんも出てこなくて、きよしくんが一人でトークをしてくれました。
上京してから、頑張ってここまでやってきたけれども、すべて皆さんのお陰です、これからもよろしくお願いします、というお話だったのですが、一つ一つの言葉がとても丁寧で、優しくて、感動的でした。
優しい人なんだな、というオーラがとても出ていて・・・

「やっぱりね、そうだろね」のところは、やっぱり「きよしー」のコールがかかるのですが、それより振り付けを一生懸命覚えてしまいました。テレビだと、アップになったり向きが変わったりとめまぐるしくて、見ていても覚えられなかったのですが、実物は違いますね、ばっちり覚えましたとも!!
ステージ真中にある階段をゆっくり上るきよしくんを見ながら、落ちていく幕がとてもうらめしかったです。

暫くの間、アンコールが響きました。どうなのかな、やってくれるのかな・・と見ていると、さっと幕があがります!!さっきまでの衣装の上に、ふわふわしたもののついたハーフサイズコートを着ていて、めちゃくちゃ可愛い!!青い感じで、今の季節にぴったり。くうーーー可愛いぞ!!
きよしくん、「アンコール、ありがとうございました。
みなさん、お疲れではないですか?そちらの方、大丈夫ですか?」と一人一人に手を差し伸べて聞いています。
客席から響く声に、一つ一つ答えているのが、きよしくんの特徴かもしれません。そんなに答えなくてもいいのよ、と思ってしまうほど答えていました。
「日本一になれよ!」の声には、「ありがとうございます、そうなれるよう毎日努力していきます。」「また群馬にきてね!」の声には、「はい、必ずまた来ます!!」・・・本当に優しく、答えていました。
アンコール曲は、再び「箱根八里の半次郎」。
これを歌いながら、ステージ上あちこち歩いて挨拶していました。
本当に笑顔を絶やさないで、優しいステージだったと思います。
会場を後にする時、なぜかおばあさまやおじいさまを見かけると、優しい心が芽生える気がしました。きよしくんが、とっても優しく対応してくれるので、ついその気持ちが移ってきたのかもしれませんね。
外は猛烈に寒かったのですけれども、心はいつまでも温かく、幸せな気分でいっぱいでした。
全部で2時間と少しのコンサートでした。おばあさまやおじいさまを気遣うきよしくんには、ぴったりの長さだったかもしれませんね。

一つだけ、気になったことがありました。
きよしくん、ステージドリンクを飲まない!
ドリンクが置いてありませんでした。凄いなあ・・・なんで飲まなくて大丈夫なのかしら?あんなに声を出しているのに。驚異的です。





おわり


戻る