お天気もほがらかに、東京国際フォーラムでございます。 今回は2階席のど真ん中、といった具合の場所でした。初めて、ステージを真ん中から見下ろすことが出来ますので、相当楽しみです(^−^) かなり余裕の時間に入りまして、Gacktクッキーとか見たりしていました。棺おけ型の箱に、Gacktの絵がプリントされたクッキー(サブレ?)が12枚くらい入っていました。Gackt、みんなに食べられちゃうぞ!みたいな。 時間を5分程度回ったくらいで、会場が真っ暗になります。鼻をつままれてもわからないくらいに真っ暗です。 そして、スクリーンに文字が浮かび上がりました。 「人間は 神と悪魔の間で 揺れている」 揺れている、か「浮遊している」か、忘れてしまいました〜(涙) そこで、DIABOLOSのタイトルが、ばーんと出てきまして、それから映像がスタートします。 村の中、鐘を叩く男が一人。カーン、カーン、カーーーン・・・・ 敵襲を知らせる鐘の音なのでしょうね。そこから城の中に映像が移り、負傷した男たちのうめき声が響きます。英語で喋っているのですが、字幕が出されています。2階席からでもはっきり読み取れます。 「俺達はもうダメだ・・・」とか、そういった言葉がたくさん。弓矢を受けてのたうちまわっている人々。誰もが負傷し、倒れています。 そんな絶望的な中、Gacktとその仲間たち5人が現れます。 「お前たちは・・・逃げろ。後は俺たちで、・・・食い止める。」 Gacktの大きなアップ。会場からは大歓声が響きました。 そしてGacktとその仲間たちは、馬屋に行き、馬に跨ります。傷ついた男が、「これを・・・」と、なにか手渡します。それを受け取るGackt。思い切り足を蹴って、馬を駆けさせました! 城の中を疾走していく馬。外に出ると、広い広い草原が。これが群馬県で撮ったと知れたら、群馬はどんな田舎だと思われるんだろうな〜と、一人感慨にふけってみたりして。しかし本当に、海外としか思えない、素晴らしい草原っぷりです。 仮面をつけた男たちが、無数に・・・それこそ無数にいます。そして、そのうちの一人が弓矢をつがえて・・・放ちました。弓矢は禍々しい黒い羽をつけて、草原を飛び越え・・・Gacktがそれを手でばしいっと受け止めました。 で、ライブスタートです!! 「dybuck」の激しい音が鳴り響き、真ん中にある石の階段に、メンバーが集まっています。ステージには、先ほどの敵たちがたくさんいました。 全員、映像と全く同じ衣装を着ています。ただ、肩にかけていたシェルターのようなものは、映像と逆の位置でした。映像では右肩、実際のステージでは左肩につけていました。間違ったのかな?と思ったのですが、翌日も左肩につけていたので、そういう演出?もしくは、心臓を護るために左肩につけるのが本当だ、という話だったのかもしれません。(推測) この曲は、最初ラップかと思われる言葉でスタートするのですが、それはYOUとGacktでやっていました。順番にやっているってかんじです。 手を弧を描くように上に挙げたり下に下げたり、かと思うと腕を突き上げて猛々しく歌ったり・・・ラップかと思ったら女性のようなファルセットを響かせたり、地の底からわきあがるほど低い声をあげたり、実に様々な変化を見せてくれるこの曲、アルバム「crescent」の一曲目だったとおもうのですが、ライブの一曲目としても非常にふさわしい、色とりどりの表情を持った曲だと思いました。 広い国際フォーラムですら、「ぎっちぎちですね」と声をかけたくなるような、セットの重厚さにびっくり。群馬県民会館よりは、のびのびやっているように見えまして、ちょっとほっとしました。 次の曲では、殺陣を披露してくれるのですが、Gacktを取り囲んで、一斉に剣を振りかざす敵の集団・・・怖かった!!Gacktが、がばっと起き上がると、その剣をどんどん弾き飛ばしていくの。それが凄い爽快感でした。 それにしてもGacktのダンスの上達さ加減には、驚きの連続です。素晴らしいとしか言いようがない・・・。Gacktさん、ライブを重ねるごとに、踊る曲が増えているように感じられるのですが気のせいでしょうか。 激しい曲をたたみかけるようにやった後は、「Ash」。和風の音楽が流れる中、何が起きるのだろう・・・とドキドキしていると、真ん中に一人たたずむGacktが。ダンサーズがいなくなると、先ほどまでのステージの狭さが一転して、非常に広く寂しく感じられます。 Gacktは膝をつき、天井を見上げて熱唱してくれます。何かに手を伸ばそうとして、いつか諦め、うずくまる・・・そんな切ない響きを聴かせてくれました。感動しました・・・!! 「涙の痕を ナイフで 何度も なぞった」のところが、いやに心に響きました。なんでだろう? それから「metermorphoze」へと流れます。真ん中にスタンドマイクを据えて、力強く熱唱してくれるGackt。最初は静かに・・・静かに歌ってくれていて、一瞬何の曲だったかしら?と思ってしまうほど。途中激しく転調して、スタンドを激しく揺さぶりながら歌い上げてくれていました。かっこよかった・・・!! この曲の前だったか忘れてしまったのですが、暗転した際に、激しい雷雨の音がしたことがありました。激しく打ち付ける雨の音・・・それが響き終わると、静かに暗闇が晴れて・・・Gacktの姿が見える、みたいな。 しばらく静かになって、ピアノが現れます。真っ暗ななか、音もたてずにいつのまにかピアノが現れている、という手法にはいつもながら感心させられます。 静かに弾くGackt、そして静かにYOUがたたずみ、バイオリンを弾きます。ピアノとバイオリンって、何て合うんだろう・・・感動してしまいます。 「Misty」は、ジャケットでも、手を差し伸べる女性とGacktの手、という静かな救いを感じさせる写真が載ってますけれども、実際に聞くとCD以上の感動がありますね。 救われるような気持になる反面、どこか・・・永遠の苦しみの中に放り出されるような、怖さも含んだ終わり方。Gacktならではの曲調だなあと、いつもいつも思うのですが・・・一度オーケストラとか、やってみたら良いんじゃないかと思ってます。うん。 ピアノの後は何をやったか・・・忘れました・・・ この辺で、一旦暗転して、誰も現れない場面があります。で、気が付くとメンバーだけがそこに立ってまして、ベースのJUKENと、ギターの茶々丸にだけ、うっすらとスポットライトがあたりました。二人とも、何かくろっぽいマスクみたいなのを目につけていまして(口元は何も無かったです)、あやしげです。衣装も、上半身は見えるのですが、下半身は大きな布を巻きつけたような不思議な衣装でして、風に吹かれてこれまたあやしげにはためいていました。 ギターは何か音をねじまげているようでして、ぼよ〜〜んんんん・・・・と響いてて、とてもとても不思議な感じ。(もっと私にボキャブラリーがあれば・・・!!最近職場の人から「小学生並の感想を言うよね」とか指摘されてしまい、うーんその通り、と反省しています。上達しないものだなあ。) 何度かギターをそのようにひずませて弾いている茶々さん。ドラムとYOUさんも加わり、どんどん重厚な音となっていきます。 そこへ、ゆっくりと・・・セットの裏側から、棺おけが姿を現しました。ゆっくり水平に持ち上がる棺おけ。そして最も高い場所で、垂直になり、扉が開きます。下に下りるより前に、扉が開くのですね。で、その中にはGacktが居るわけですよ!!Gacktが、黒いマントに、黒い三角帽子を被って、足首まである長いコートを着て、そこに立っています。扉が開いているけど、かなり高い位置にいるわけで、これはよっぽどの度胸が必要ですよ、お客さん!?ドキドキしちゃいました。前に横浜アリーナで、命綱無しで、客席の上をロープ掴んで足をひっかけただけの状態で飛んでいったときも、「このまま落ちたらGacktが死んじゃう・・・!!」と本気で心配したものですが、今回も、心臓がばくばくしてしまいました。 Gacktさん、いつもライブは命がけです。(証言) そこで何を歌ったか分からなくなってしまったのが痛恨なのですが・・・ 棺おけからゆっくり出てきて、歌いながら、そっとその帽子を外すGackt。ゆっくりとした動きの中にも、何だか「生き返ったバンパイア」のような重厚な不に気が漂っていまして、背筋がぞくっとしました。 その場で、階段の上に座り込んで、熱唱します。 楽器隊は、ゆっくりと左右に動いたりして(ぴったりと一致した動きで!)この目の前の情景が、絶対にこの世の出来事ではありえない、という思いを強くさせました。 「Future」は静かに静かに、「青い月」が照らすという歌詞の通りに、静かに奏でられました。大好きな曲です。 この曲が始まる前、ダンサーズがステージの上で、固まったようにして動かないでスタンバイするのですね。みんな一様に白い仮面を被って、貴族のような衣装を着て、立ったまま手を伸ばしたまま、動かないんです。すると、真ん中に立ったGacktが、真ん中でくるくるとターンしたり、柔らかな動きで踊るのです。それから、止まったままのダンサーズ一人一人に、「何か」を与えます。それは魂のようなものだったのでしょうか、「何か」を与えられたダンサーたちは、その度に一人一人、動き始めました。 Gacktの周囲に、まるでかしずくようにしてうずくまります。両手についた黒い布が、そのたびに翻るのが綺麗でした。 白いスモークが、たくさん足元にたかれていましたので、うずくまっていると呼吸困難にならないかしら?と、びくびく(笑)客席の前のほうも、どんどん白くけむって見えなくなります。 そのダンサーズが、Gacktを取り巻き、それから手を左右に揺らしたり、Gacktを先頭にして手をゆっくり順々に半回転させてみたりと、視覚的に訴えてくるものが多かったです。感動しました。中央から見ていると、特にこういった演出が光りますね。横から見ても充分綺麗なのですが、一度は真ん中から見ておきたい、っていうかんじです。 「noesis」で、宇宙人のような白い格好をしたひとたちが登場し、チャイナ風に袖の長い衣装をくるくるとたぐりながら踊る愉快な場面もありました。 しかしこれは、多分生き返ったGacktと、何か異世界の者たちとの踊りなわけで、ちょっと奇妙に怖い雰囲気があったと思います。 途中、緑の蛍光を身体に引いたような、不思議な人たちも出てきたのですが、彼らはよく見ると表も裏もまったく同じ姿をしていました。前から見ても、後ろから見ても、同じなんです。頭の後ろにも目があり口があり・・・。だから、くるりと後ろを向いても、前を向いているときと同じに見えるんです。遠くから見ていると余計にそう感じます。後ろ向いたまま、前にずん、ずんと歩いてくる時は、実に異様でした。気持ち悪かった!!腹ばいになって動いてみせたり・・・人間ではない、恐ろしい怪物という感じがしました。 ラストでは、Gacktを取り巻いて座り、うぃーん・・・という音がしてきそうなほど機械的に、首を左右に動かして・・・・そのまま暗転。なんともいえず不気味で、恐ろしい一曲です。異世界に迷い込んできたみたいです。そんな中でも真ん中に立って毅然としているGackt、まるで「王様」「皇帝」「冥王」といった言葉がぴったりです。 そんな不思議な空間にもつれていってもらい、いやあ、凄いライブです。 再びスクリーンが登場(これは、冒頭よりもだいぶ小さいスクリーンで、冒頭の続きが現れます。 水色と黒がクローズアップされたような光の具合が、とても西洋映画風。誰が撮ったんだろう?? 敵の剣の前に、次々と斃れていく仲間たち。串刺しになったり、倒れているのにさらに追い討ちをかけるようにして刺されたり、Gacktは取り囲まれて、一斉に刺されていました。一様に口から血を吐き、断末魔の叫びを響かせます。 「うわあああ〜〜〜〜〜!!」 悲痛に響くGacktの声、がばっと起き上がると、そこはベッドの上でした。Gackt、まだその悪夢の中にいるらしく、手で顔を覆います。それから立ち上がり、三面鏡の前に立ちました。と、メンバーたちがうつります。 はっとおもって後ろを振り向くと、そこには誰もいません。鏡のなかにしかすでに映らなくなってしまった、仲間たち。 「お前は、一人じゃない。」YOUが呟きます。 「俺たちが、いつも傍についている。」JUKENも力づけてくれます。 RYUも何か言って励ましてくれました。 と、最後に茶々丸・・・・と思うと、そこに映ったのは・・・・アフロを被り、大きなサングラスに白いパンタロン。唖然としてみているGacktに、「To・・・・・・gether!!・・・・gether!!gether・・・」 両手で人差し指を突き出して、Gacktにむける茶々丸・・・・(絶句) 「うわあああああ〜〜〜〜!!」 Gacktたまらず叫びだし、がばり!と起き上がるとまたベッドの上。また夢だったのか・・・と。再び、静かなレクイエムのような曲が響きます。 Gacktはつらそうな顔をして、また立ち上がりました。そして先ほどの三面鏡の前に。 と、メンバーたちが浮かび上がるのですが、全員なんと女装しています!!(笑) 全員チャイナドレスを身に纏い、かなりウキウキモードです。 YOUは赤いチャイナ服に、ふさふさのついた扇を持って、真っ赤なルージュも生々しく、巨乳を片手で掴んでみせたりして。「うふっ」て感じ。 RYU(JUKENかも!)と茶々が真ん中にいたのかな?どちらも綺麗にメイクしてもらってますね・・・茶々は、全く違和感がありません。似合ってます。 そして最後に多分JUKEN(RYUだったかもしれません)。白いチャイナ服を着て(もちろん巨乳)、「はいやあ!!」と、思い切り拳つくってブンブン振ってます。「ちょあああ!!」と掛け声一閃、それにGacktたまらず 「うわあああああ〜〜〜〜〜!!」 がばり、と起き上がります、また夢だったか・・・という声が聞こえてきそうなGackt。静かなレクイエムが流れる中、また起き上がろうとするのですが、体が・・・なんと、猫ちゃんになっていることに気づきます。 びっくりしたのですが、言葉が喋れないらしくて 「にゃあっ!!?」と猫語。(笑:可愛い!!) 「にゃっ。」 と、四つんばいになって片手を上げて、はいポーズ★オレンジと白の縞猫でした。ちゃんと顔の部分も、ベッドの上においてあります。 「うわああああ〜〜〜〜〜!!」 最後の叫び声。がばり、と起き上がってよく見ると、そこはもう控え室でした。やっと長い悪夢から開放されたGackt。 「どうしたん?」 茶々の声に少しだけ正気にかえります。 両手で胸に手をあてて、自分が普通の格好をしていることを確かめます。うん、大丈夫。 「変な夢でも、見たんじゃないの〜〜?」 RYUの言葉に、客席も大笑い。 そろそろですよー、とかスタッフの人に言われて、出て行くメンバーたち。Gacktは最後に続きます。 控え室から、廊下をカツカツと歩いていく5人。その姿が、やがて・・・廊下ではなく、先ほどの古城の壁に変わります。 そしてスクリーンが落ち、「BLACKSTONE」がスタート!! すっかり衣装も代えてきて、今度は半ズボン姿のGacktです。長袖の柄物のインナーに、黒い袖なしのジャケット。白いふさふさがついています。 そんないでたちで、力強く歌い上げてくれました。 最後は、太腿に取り付けたギターを、くるっと一回転!!かっこいい!! 暗転します。 そして、いつもの「Gackt−!!」→「聞こえないな〜〜」の駆け引き。(笑) 何度もやります。なかなかオッケーをくれません。 そして明るくなると、「mirrer」が始まりました!いつもの調子で進みます。JUKENが、とっても元気良くて、ステージの端から端まで走り回ってくれていたのが、印象的です。ベースってこういうタイプが多いのかしら。ラクリマのSHUSEにそっくりで、SHUちゃんほどの動きじゃないとは思いますが、かなり元気いっぱい。とても好感が持ててしまいました(^−^) 今回も、Gacktと茶々がマジちゅうをしていました(笑)前回で免疫がついたのか、びっくりしたけど平気★なんつって。きっともうすぐ来るぞ〜〜って、雰囲気でわかってしまったので、思わず双眼鏡で見てしまったりして。二人が近づいていって、顔を見合わせていたので、いまだ!!ってかんじです(笑)ぴったり狙いが命中して、嬉しかったです。でも、ほんの一瞬で、さらっていうかんじでしたよ。そりゃそうか。 途中、演奏がストップして 「Yaーーーー!!」と掛け合いをすることになります。何度もGacktが叫び、客席がついていく、っていうやつです。ところが今回もGacktの機嫌をそこねてしまいまして、「そんなもんか?」とGackt。まだまだ足りないぞ、という感じで、何度も何度も叫ばせます。そして最後には・・・ 「撤収!!」 全員、会場から出て行ってしまいました〜〜。 客席の悲痛なまでの叫び。これこそがGacktの待っていたものだ、っていうのは分かりきっていたのですが(笑)それでも反応しないわけにはいきません。 すると、最後に会場を後にしようとしていたGackt、ステージ真ん中の階段の一番上で立ち止まり、後ろを振り向きます。 いまだ!とばかりに、声を限りに叫ぶ面々。 するとGacktが階段を降りてきてくれました。メンバーも戻り、再びかけあい。 「本気で行くぜーーー!!」 「セックスしようぜーーーー!!」(hydeのパクリ?笑:嬉しいなっ) 途中で終わっていたmirrerが再開! 気持ちよく最後まで終わると、会場は暗転してしまいます。しばら〜〜〜くしてから、Gackt一人、ステージにいました。スポットライトをあびて、水を飲むGackt。それを口から、霧のように噴射させます!前の2,3列目くらいまで飛び散っていました。(笑) それから、ペットボトルを噴射させて、あちこちに水をかけまくるGackt。さらにペットボトルをいくつか投げ込み、その豪腕で、かなり後ろの方まで投げ込んでいました。 さらには、上手の最前の人に、何かグッズのようなものを手渡し!これは、嬉しいでしょうね〜〜最高の贈り物です。 「おかえり・・・」 「ただいま〜〜!!」 「おかえり・・・」 「ただいま〜〜!!」のやりとりをしましてから、Gacktが今度は 「神威楽斗・・・・東京に、無事、かえってきました〜〜!!」 「おかえり〜〜!!」 しばらく声援を聞いているGackt。それから苦笑して、 「・・・いやあ・・・・中途半端に・・・広いよねえ・・・」 中途半端って!!(笑)とっても広い会場だと思いますよー。 「中途半端に広いからね・・・何を言ってるのか、全然聞こえないよ・・・。」 だって。客席がかなり何か叫んでいるのですが、聞こえない模様です。 そのうち、何を聞き取っているのか知りませんが(笑) 「今日、食べてきたものは味噌汁です。」 とか、わけのわからないことを喋りだします。 「うん・・・うん・・・・豆腐は・・・入ってません。」 ますますもって、意味不明です(笑) それからやっとトークモードにはいりました。 「このDIABOLOS・・・ってツアーなんだけどね、全部で36本もあるの。今日で、ちょうど・・・・20本目です!」 拍手〜〜 「普通ならね、いつもなら、今日がファイナルですよ。」 それだけ、本数が多いってことですね。小さな会場にも、あちこち行ってくれているってことなんです。 「36本・・・だれが決めたんだろうね・・・(遠い目)」 「24日になるころには・・・頬がこけ、肉も削げ・・・・ゴルゴ13みたいになっていると思われます。そして、24日の最後の曲を歌った後には、きっと燃え尽きているんじゃないかと・・・」 今も消え入りそうなGacktさん。何だか真実味があるので、不安ですよー。 「先日、3日前かな?松山でね、ライブがあったんだけど・・・・松山って知ってる?ここにいる半分くらいは、知らないと思うんだけど」 会場では、しっているっていって手を上げる人と、私みたいにぼんやりしている人とがいました。 「3年ぶりくらいのライブだったんだよね。 それで、ホテルに泊まったのね。スイートだったんだけど、泊まったあとですよ、何か・・・・かゆいな〜〜〜と思って・・・おっかしいなー、と思ったら、どうも、ダニに噛まれたらしいのね。 ホテルのソファにダニがいたらしくって・・・すっごい痒いの。あれって、すぐには現れなくて、暫くすると痒くなってくるんだよね。 まあ、何とかなるだろう、とか思っていたんだけど、今朝起きたら・・・すごいの。あんまりかきすぎて、どす黒くなっちゃってさ・・・・赤ちゃんを産んだ直後の、妊婦さんの乳首みたいになっちゃったよ。」 ・・・Gacktったら・・・。 これを機会に、ちょっと下ネタ方面に行きます。 右腕の、二の腕真ん中あたりを指差します。両手をきをつけ姿勢すると、ちょうど乳首の真横に来るような、そんな位置です。 「まあね、こことここに(といって、自分の胸を指差します)本物の、僕の・・・ティクビがあるんですけど」 ティクビって!(笑)大笑いです。 「ここにも(と、二の腕の真ん中を指差す)ある!!みたいな。」 まあ、そういわれたら当然(?)「見せてーーー!!」と、会場大合唱ですよ。かなり見せての声が大きかったので、Gacktも珍しく答えてくれました。 「あのね、ダニに噛まれた痕なんかが、一番後ろの席の人にも・・・見えるわけないじゃない!! ・・・・東京スペシャルだぞ?」 といって、まくりあげてくれるGackt。優しい!(笑) 私は双眼鏡で一生懸命見ました。なるほど、赤い痣のようなものが、二の腕の真ん中にあります。二の腕フェチとしては、そんな捲り上げてくれるGacktさんに拍手です。ええもんみせてくれました。 友達に双眼鏡を渡して、二人でちゃんとそれをチェックできるほどに、長い間見せてくれていたGacktさん。優しい。ありがとうございます。まくったまま、普通にトークを始めてくれました。 「あとね、こことここにもあるんだけど」 って、今度はお腹の2箇所くらいを指差します。するとすかさず、会場から 「見せてーー!」の掛け声。今度はお腹公開?と思いきや・・・ Gacktさん、たまらず 「あのね!・・・・あのねえ、この話は、危険な方向に行こうとしてるから。もしも、もしもね、僕がここにも(と言って、股間を掴む)ここにも!(左太腿の裏側を指差す)ここにも(右太腿の裏側を指差す)あるんだよって言ったら、どうするの?」 やはり、「見せてーー」の声はやみません(笑) それが昂じて、「脱げ脱げ」コールが始まってしまいました。手拍子とともに、「脱げ!脱げ!!」・・・・。久々に聞きました。 「・・・20本まで来た、って話をしたけどね、この後全部休演になっちゃうから!!」 ごもっとも。 この辺かな?話がひと段落したところで、客席の二階から、男性ファンが「愛してるー!!」と叫びます。かなり野太い声に、会場も笑いが。 Gacktも、ちょっと嬉しそうに「俺も愛してるよ」と答えてくれました。 そしたら、男性客何を思ったか 「じゃあ、付き合ってくれーー!!」 大爆笑。 「・・・・調子に乗るな!!」 Gacktも笑いながら、さすがに突っ込んでいました。ははは。 そしてくるっと後ろを向いたGackt、がっくりと肩を落として振り返ります。 「あのね・・・あのね、今ここで、そろそろメンバー紹介かな?って思ったんだけど、誰もいないし!!」 暗闇の中、慌てて駆け込んでくるメンバーの姿が見えます(笑) 「・・・こんなもんですよ、GacktJOBなんて。もうね、随分一緒にやってて、ツーと言ったらカーと言う、みたいな・・・そんな間柄になっているとね、思っていましたよ。でも実態は、こうだからね!! 何がGacktJOBだ!!」キレキレモードです(笑) 「・・・ライブもね、20本もやっていると、色々ありますよ。そう・・・三日前、茶々丸がね・・・そう、この話も、さっき俺が振り返って、そこに彼が居てくれたらね、美談としてみんなに話すところなんだけどね。その、台になってるステージから・・・落っこちてやんの! ・・・言っていい?・・・バーカ、バーーーーーカ!!」 大声でバカよばわりされる茶々丸さん(笑)もー、最高です。今日のGacktはおもしろいです、かなり。 次の標的はYOUになります。 「ツアーやっているとね、全国各地の名産とかを、食べに行ったりするんだけど、それがツアー中の唯一といっていい・・息抜きなんだけどね、それにみんなで食べに行こう!って話になったりするわけ。で、いくんだけど、YOUだけいないのね。どうしたんだろう?って。幼馴染だしさ、凄い・・・心配なわけ。 で、これもさっき俺が振り返った時に、そこにYOUがいてくれたら、すっごい美談としてみんなに話をするんだけどさ」 と前置きを置いて、 「こいつ、ツアー中に6キロも太ってやんの!!それで、食べに行かないで、ダイエットしていたっていうのね。 言っていい? バーーーーカ!!」 コドモのように嬉しそうにバカ発言するGacktさん。(笑) 満足したのか、普通にメンバー紹介をしてくれます。 「振り返れば奴がいる・・・去年はモヒカンでしたが、今は・・・パンチパーマになっていた!ん?それはパンチパーマじゃないの?RYUと呼んでやってくれ!」 RYU、ドラムから立ち上がって声援にこたえます。 「GacktJOB一番の若手・・・GacktJOBの新入り・・・・『海行きましょう、海、行きましょうっ』ていうけど・・・その頭で海に入ったらね、警備の人から、笛を鳴らされるから!!JUKENと呼んでやってくれ!」 その日のJUKENは、オレンジ色のモヒカンをばっちり決めていたのですね。だから、鮫と勘違いされるよ、っていうそんな意味だと思われます。 JUKEN、とっても元気よく飛び上がったりしてます。(^−^)やっぱり楽しい。 「GacktJOBの・・・お母さん。茶々丸改め、ママと呼んでやってくれ!」 ママ〜〜〜!!と、茶々にむかってみんなで一斉に。 「よかったね、ママって呼んでもらえて・・・。」 自分が煽ったくせに、そんなことを言って突き放すGackt(笑) 「YOU・・・お前とは、幼馴染で、出会ってからかなり経ってしまったな・・・一緒にバンドをくんだのは、いったい何年前だったっけ?じゅう・・・ななねん?(この辺曖昧です、すみません) お前とは、同じ時間を共有して、一緒に過ごしてきたはずかのに・・・気づいたら、お前はどうして・・・おじいちゃんになってしまったんだ!!?? みんな、おじいちゃんと呼んでやってくれ!!」 おじいちゃ〜〜ん!! かっこいいYOUさんに、おじいちゃんと呼ぶのは気が引けますが(笑) しかしYOUさんもまんざらではなく、腰をトントン、と叩いておじいさんっぷりをアピール(笑) そして暫くGacktコールが沸く場内。 「・・・歌いたい奴は一緒に歌って・・・踊りたい奴は一緒に踊って・・・そしてイきたい奴は、何度でもイってくれ!!」 U+Kです!猫ちゃんが、8匹くらいかな?どわーっと出てきてくれましたあ(^0^)わーーいい。 もうすっかりおなじみのこの曲。猫さんが目を隠してくるくる回ったり、モンキーダンスしたり、すごい速さで動いたり、Gacktがにゃーにゃー叫んだり、めまぐるしくて本当に楽しい★最高です。ありがとうGackt!この曲を聴くたびに幸せになります。 「東京にも、お〜〜〜〜〜きな、波が来るぞ〜〜〜〜」 一列になって、手を繋ぐGackt。後ろに下がってから、前にざざざーーっと行って、ジャンプ!ウエーブが発生します。 さらにそれが後ろから帰ってきて、ステージに波が戻ります。Gackt、ぴょ〜〜〜んと飛び退ってくれました!!全員こけるGacktJOBメンバー★ 今回、傍に居たオレンジ色の猫ちゃんが、結構攻撃されていました(笑) Gacktが、その猫ちゃんの頭の上に、お尻を置いて座り込んでしまいます。猫ちゃんは、じたばた。 さらに立ち上がるのですが、首の両側に足を置いているので、これまた立ち上がれません。しばらくそんなかんじで、充分いたぶってから、移動するGacktさん。(^−^) オレンジの猫ちゃんは、立ち上がって、ジャーンという音とともにジャンプ、すたっと下にかっこよく着地しました★かっこいい〜〜〜〜!! このときかな?Gacktさん、寝転がっている猫ちゃんに、おもいっきりつまづいていました(笑)で、すてーんと転がっていましたが大丈夫でしょうか?(^0^)すぐに暗転してしまい、次の曲が始まってしまったので、Gacktさん大急ぎで立ち上がったんじゃないかと思います。その後もダンシングしていたので、大丈夫のようです。良かったー。 猫さんたちが両手を上に挙げて、手拍子を促します。 「stome」では、仮面を付けた男女2組が登場、赤いカクテルドレスと、タキシードの男女が、かなり激しい踊りを展開してくれました。ドレスなのに・・・という突っ込みは無しです(笑) Gacktも真ん中で、かっこよくきめてくれました。どこにそんな体力があるんでしょう?? 最後は「road」。歌詞の一部を読み上げるGackt。真っ暗な中に、光が客席を照らすように輝いていて、Gacktの姿がよく見えません。 明るい、楽しい曲で最後を締めてくれました。歌い上げる、という表現がぴったりなこの曲、心の霧がさあっとひいていくような、すがすがしさと共に。 メンバーが先に、手を振りながら去っていきます。階段の一番上から、向こう側にいけるみたいです。 最後に、Gacktが階段をゆっくり上がっていってしまいました。 そして暫くすると、静かに静かに・・・鐘の音が響きます。 メンバーたちが既にスタンバイ。「届かない愛と知っているのに 抑えきれずに 愛し続けた」 高らかにうたうGackt。 暗い、暗い場内、ライトがわずかにGacktの顔だけを照らしてくれるのですが、ありえないくらいに高い位置にいるということがわかります。あの棺おけが浮かび上がった、一番高い位置・・・その辺にGacktがいるのではないでしょうか? そして、前奏の間に地上に降り立ってくれました。 ジャケットの「Metermorphoze」で着ていたような、貴族様の衣装を着て、そして中の白いシャツは少しはだけているGackt。かっこいいです・・・・・・ほんとにうっとり。何てかっこいいのかしら。 剣を片手に持ち、ゆっくり階段を降りながら歌ってくれました。 最後は、剣を静かに抜き、メンバーも片隅にずっと置いていた剣を持ち、近寄っていきます。 「三銃士」か「三国志」で見るような、剣を天に突き上げ、切っ先をあわせるようにするメンバーたち。強い絆を感じました。胸が熱くなりました。 そこで感動的に音楽が鳴り響き、総毛立つのを感じました。 メンバーが去り、Gacktは一人静かに立ち尽くしています。 そして、暗転。 Gacktのステージがおわりました。気づけば2時間半以上が経過しています。とてもそうは思えないほどに、早いと感じました。あっという間に通り過ぎていった時間でした。 夢の中の出来事みたいで。素晴らしかったです。 終わり 戻る |