7月1日は、記録的に暑くてたまらない日でありました。 そんな日でも、行く途中の電車では、ベロア素材のスーツとか、超ロングドレスとかでコスしてる方をたくさん見かけました。 気合の入り具合が違います!! ロリロリ衣装の方とか、あとMana様コスのかたもいて、目の保養(^^) Gacktのコスをしてるかたはとても綺麗な方が多い気がします。ほんとに似てました。 あと、思ったのだけれど、男性がとても多い!! ライブ中でも野太い声で、「Gackt−−−!!」って叫んでいたものね。 年も上から下まで。 まさしく老若男女に愛されるGackt、という印象です!! 〜曲目は、とりあえずGacktの2/3&ファーストアルバムから全部やった、というかんじでした。 曲順さっぱり覚えていないので・・・こんな説明でごめんなさい。 最初はGacktの女性のような綺麗な声から始まる、アルバム最初の曲でした。 会場では「ボレロ」が流れておりまして、少し荘厳な感じがします。しかしボレロなだけに、ライブ前に流れているだけの曲かとおもいきや、客電が消えても、鳴り響いていたのです!! しかも、どんどん音が大きくなっていく・・・ それは不思議な感覚でした。 電気も、ゆっくり、すこしずつ消えていくといったかんじで。 ふだんだったら「きゃーーーっ」という歓声があがって、ばーんとライブが始まるのが通常だとおもうのだけど、全然。 歓声はあがったけど、静かといえるとおもいます。 私の席はアリーナB19列45番。 アリーナ席だわ!と喜んだ私がアホでした。横浜アリーナでは、通常で言う「アリーナ席」を「センター席」と呼ぶのです。 アリーナ席ってば、通常の1階席と何ら変わりありません!! そういうわけでかなり遠い席でした。 最近は運がよくて、毎回メンバーの顔がみえるライブを経験していたので、久々にやられたーとかおもっちゃった。 スクリーンもなかったので、Gacktのメイクとか衣装とかはさっぱりわかりませんでした。 さてさて、ライブは30分も遅れてスタート! 古代ギリシア風の神殿がステージにはできあがっていました。 白くて大きな布が被せてあり、真中は階段があって、踊り場ができてます。 そこの踊り場に立っているのがGacktでした。 歌が始まると、いきなり起こったのは、空中浮揚! つるされて、かなり高い・・・まさしく天井につくくらい高い位置まで舞い上がりつつ、Gacktが歌いました。 マリスでの最後のライブ、「本当に飛び立ってしまったGackt」と幾度となく雑誌に表現されてましたけど、 それを意識してるのかな?どうなのかな? 私には、人ではないもののように上へ下へと浮揚するGacktが、神殿のステージとあいまってとても神秘的に見えました。 それにしてもGacktのライブはとても不思議。 お客さんのノリが全然違っていて、掴むのにすごい時間がかかりました。 というのも、「いえーーい!!」とならないの。私のまわりだけかなあ??? 「レ・ミゼラブル」が始まったときとか、すごく嬉しくて「うきゃーーっ」と飛び跳ねていたのだけど、そうしていたのは周囲で私だけだった。。。なかなかに激しい曲調だとおもうのだけどなあ。私はかなり場違いな盛り上がりをしてしまいまして、(苦笑)周りにいた皆様、失礼いたしました。 それからというもの、次々と曲が進み、MCは全くなし。 どれも拍手で終わるものがとても多かった気がします。曲がおわって「いえーーーーい!!」となったものはほとんどなかった。 途中、ピアノソロが始まります! Gacktのライブといえば、これがなくては・・・というものでしょうっ。ステージの真中で、たった一人グランドピアノを奏でるGackt。 みんなが聞き入っているのが分かりました。 神々しいイメージさえ浮かんで、不思議。会場はとても暗くて、スモークもあったので、演奏してるGacktはほとんど鍵盤が見えなかったんじゃないかなあ??ピアノを演奏するひとっていうのは、もう鍵盤の位置なんて完璧に把握してるから、大丈夫なのでしょうけど。 それから、圧巻だったのが、ピアノごと空に浮かんだの!! スモークがかかってて、暗かったので、きっと・・・足元の台が浮き上がったのだとおもうのだけど、そう理解していても、まるで翼が生えたかのように、ふわりと浮かび上がったGackt。まるで人間じゃないかのようでした。 ピアノソロが終わると、幕がばさっと下りて、休憩。 噂で「休憩があるらしい」と聞いてはいたけど、まさか本当にあるなんて。ライブで休憩がある人なんて聞いたことがなかったから本当に驚いた。休憩時間でも、曲は静かに重たく鳴り響いていたし、それからライトなんかも不気味な絵を描いていたので、私はずっとその場にいました。 休憩が終わると、始まったのは「OASIS」 プロモを見ていただくと分かるのですけど、ぼろぼろの衣装を着たGacktが登場!(私と友達はこれを「ずた袋」と呼んでいる・・・酷い) そして、周りに居るメンバーたち(ギターやドラムやベース)も、同じ衣装を着ていました! そして、同じような振り付けで踊る踊る!!とはいっても、本当に変わった踊りで。私は音頭を思い出してしまったのですが、ちょっとコトバでは言い表しにくいですね・・・・変わった踊りでした。 後半戦になって、ようやくMCが入りました!! 「おかえりーー!!」 Gacktがいきなり叫ぶの。突然でびっくりしちゃった。 二回くらいかな、「おかえりーー!!」って言ってて、私は何のことやらさっぱりで、ぼけっとしていたのですけど、その後「ただいま!!」と言ったGackt。それでやっと彼の思いが分かりました。 ここは横浜アリーナ。そう、MALICE MIZERの最後のライブがここでしたね。 ここでGacktは大きな羽をつけて、飛び立ってしまった。 今回のライブでは、何度もGacktが飛ぶシーンが見られたのだけれど、それだけ彼が「飛ぶ」ことにこだわっているんだなあ、と思いました。 Gackt自身、ここの会場には特別の思い入れがあるようで・・・・そんなことを言っていました。 それから、何を隠そう7月4日はGacktの誕生日だったのですね。 それを本人からさっさと言ってしまいまして。 「もうすぐ、僕の261歳の誕生日です!!」 会場は「おめでとう!!」の嵐。 でもって「三年前は、260歳になったら・・・学校を建てるといっていたのですが・・・どうやら無理のようなので、265歳になったら学校を建てます!!」と宣言。 なーんの学校かと思ったら。 男女共学で、もちろん「保健体育なんかもあったり」「個人授業もあったり」と、Gacktらしい授業風景が展開される模様です。 「女の子には、『愛してる』(さらっと言う)」「男の子には、『愛してる・・・』(低く囁く)」勿論歓声☆ このように授業を行うようです。 うーーん、さすがはGackt。 と、まあ、いろいろしゃべっていると、突然「HAPPY BIRTHDAY」が鳴り響きます!! 驚くと、メンバーたちがぞろぞろと出てきて、ケーキも持ち込まれました。 それからはみんなで「HAPPY BIRTHDAY」の大合唱^^ 終わると、ケーキの上の蝋燭を(もちろん、261歳なのでたっくさんの蝋燭があるわけです)ふうっとふいて。メンバーと抱擁しつつ。 コトバがなかなか出てこない様子。 「突然で・・・びっくりしました」とびっくりした模様です。 「生放送なのに・・・もう・・・もうっっ!!!」 (そう、この日はスカイパーフェクTVで生放送されていたのであります。なので私のレポが間違ってる所はさっさとばれてしまうわけですが。深く追求しないでください・・・ね。) すっかり「言おうとしてたことを忘れてしまった」Gacktさん。 「もうっ!!」って・・・。だだっこなんだかなんなんだか、とにかくめちゃめちゃ可愛らしかったです。 そしてケーキをひと舐め☆ 「あまーーーーーーーーーーーい!!!」 あたりまえだっちゅうの。(笑) MC中にGacktってば、「もっと暑くしてやる」「脱げーーー!!」と叫びまくったので、私の見たところかなりの乙女たち(笑)が言われるままに服を脱いでいたような気がする・・・・。いいのかっ!!??(笑) 「最高に気持ちよくしてやる・・・」とかなんとか、色っぽいことをいろいろ言って。 オトナな雰囲気のGacktさんでした。 MCが終わった後の曲は、前半とはうってかわって、というか。「いえーーーい!!」な感じになりました。 Gacktとかもがんがん動き回っていたし、そのせいかな。これぞライブだ!っていうようなかんじで、とても盛り上がりました!! (いや、前半のように拍手でおわるものも別にいいとおもうのだけど、アップテンポな曲でも拍手は個人的にどうかなあ、とか思って悩んでいた時だったので、なんとなくほっとしてしまったわけですの。深い意味は無いのであまり突っ込まないでくださいな。) 一番盛り上がって、たのしかったのはなんといっても「U+K」!!でした。 もともとアップテンポで明るい曲なのだけどね、途中でたっくさんのきぐるみにゃんこさんが登場したの!!! 曲間で、「にゃんにゃんにゃにゃん、にゃにゃにゃにゃーーーにゃーーにゃっ」っていうところがあるのですけど(分かるかなあ?^^;Gacktの笑い声が入っていたりして、ほんっとうにかわいらしいところなのですね)そこを、きぐるみのねこちゃんと、Gacktが一緒に踊りながら歌うの!!もう、最高に可愛らしい!!! 足とか上げて、手もふりふりでした☆かわいい!の一言。 でもって、最後は一匹のねこちゃんが、V6みたいなアクロバチックな踊り(?動き?)を披露して、終わり!! ほんっとうにたのしくて可愛いひとときでした。 それが終わるとすぐにはじまったのは、「Vanilla」。Gacktのオトナらしいエロチックさ全開(笑)。 妖しい動きが多くて。お子様もいらっしゃるのに、いいのかしら??と、私はどきまぎしてしまいましたわよ。 このころはもう全員であちこちステージ飛び回り、手拍子入ったりの、盛り上がりっぷりでした。 何の曲だったのか忘れてしまったのだけど、ステージ上で歌っていたはずのGacktが・・・・ふっと明かりの消えた瞬間に、客席のど真ん中に用意されたミニ・ステージ台の上に立っていたのには驚きました。 ずっと遠くから見ていたので、ぐっとGacktに近づけて、嬉しかった。 そのままその小さなステージの上で、歌いつづけていました。 一人でそこで立っているだけで、とても様になるGackt。この存在感は本当に圧巻! それにしてもどうやって移動したんだろう??? ラストは「この誰もいない部屋で」。 Gacktのアルバム「MARS」には、何曲か「誰もいない・・」といった表現がつかわれていて、切ない思いにさせられましたけど、この曲はまさしくそれがダイレクトに題名にもなっていて。Gacktの想いが込められている曲のような気がしました。 静かに、力強く歌うGackt。 途中、ギターやベースやドラムの音が消えて。 静まりかえったなかで一人 「どうして誰もいないこの部屋で からだが震えるんだろう 教えて・・・ どうして誰もいないこの部屋で 涙がこぼれるんだろう 教えて・・・」 このフレーズを。 途中、マイクもはずして、何とナマ声で歌うGackt。 けれどもそれは一瞬で、横浜アリーナの大観衆が、全員でそのフレーズを静かに歌いました。 体が震えるのが分かる一瞬でした。 何度も、何度も繰り返されるこのフレーズ。 一体いつまで続くんだろう? 不思議な思いにかられていると、ドン!とステージ上が明るくなって・・・・曲がなりひびいて。 「もう一度抱きしめさせて・・・」 永遠とも思えるこの曲が、最後を迎えました。 天井から吊るされたロープ(とはいっても縄ではありません。鉄とかの丈夫なものでできたもので、よくヘリコプターやなんかから吊るされるアレです)に、足と手をかけるGackt。 そのまま地上数メートルまで引き上げられて、観客の頭上を通り過ぎました。 それはとても高いところでしたから、私なんて、Gacktが落っこちてしまうんじゃないかって気が気じゃありませんでした。 そんな私の心配をまるでおどけるかのように、手をうんとのばして、「ほら、大丈夫」ってするように、もしくは会場に手を伸ばして、少しでも近寄ろうとするかのようなGackt。 ゆっくり、ゆっくりステージ上に降り立ったときは、ほんとうに安心しました。 最後の曲がおわって。 最初にステージから去っていくのは、メンバーたち。 一人一人が去っていき、最後に、Gacktが、一歩一歩踏みしめるように歩いて。ステージを去っていきました。 最後にのこされたのはまばゆいばかりの光。 私はどうしてもMALICE MIZERのGacktの最後のライブを思い出さないわけにはいかなかった。 私はそのライブに行くことができなかったけれど。 Gacktはそのとき、他のメンバーよりも先に、空を飛んで去っていってしまった。 けれども今回は最後まで残って、それから一人みんなの後を追うようにして去っていったGackt。 こんな風に関連づけて見てしまうのは、よくないことなのかもしれない。それはわかっているのだけれど、私は関連づけないわけにいきませんでした。 アンコールの続く会場。 しばらくたってから、突然スポットライトがステージに優しくあたり、そこに座っているGacktを浮かびあがらせました。 Gacktは静かに最後の一曲を歌い、それからライトは消えました。 不思議なアンコールでした。 おわり 戻る |