「鋼の錬金術師」の主題歌を、ラルクが!というのを聞き、嬉しくて描いた一枚。
主役のエドは背の小さいことをコンプレックスにしていて、なにかとからかわれている
キャラクターです。小さい=hydeで、自分的にはとってもはまった形になりました。
それにしても私が描くと、鋼がめちゃくちゃ硬くて重そうですね。塗っている間、とっても
楽しかったです!革とか鋼はとても楽しいです。
が、後ろに居るアルフォンスは・・全身鋼色で、とてもとても大変でした。
飽き性なので、カラフルな絵の方が楽しいです。
mana様の全身黒衣装を塗っているのと同じような、「楽しいんだけど、好きなんだけど
えーと・・・飽きた!」という微妙な塗っている間の感想でした。どちらも、見ている分には
全く大好きなのですが・・・。
「鋼の錬金術師」概要
錬金術・・・質量1のものから、同じく質量1のものを作り出す(等価交換の原則)科学技術。
この応用で、壁に扉を作ったり、壊れたラジオを元に戻すことが出来る。
(実際の錬金術は、物質から金を作り出す研究のことで、この漫画と設定が違います)
錬金術を幼い頃から扱える天才兄弟・エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの
兄弟がいました。彼らは錬金術で死んだ母を練成しようとし、失敗します。
「等価交換」の原則からか、兄のエドは左足を、弟のアルは身体全体を「持っていかれ」
てしまいます。エドは右腕と引き換えに、アルの魂を部屋にあった鎧に宿らせることに成功しました。
左足と右腕を機械鎧という義肢により補ったエドは、アルの肉体だけでも元に戻そうと
「国家錬金術師」(様々な国家の特権を利用して研究できる反面、軍部に所属し有事の際は徴収
され、戦争で人を殺さなくてはならない)の資格を取り、旅を続けるのでした。
「命」と「物質」の違いという、尊い事柄について深く考えさせられる作品です。
原作はスクウェア・エニックス社から刊行。感情を深くえぐって描く才能に溢れていて、かつ
笑いとシリアスのバランスがとても良く、エンターテイメントとしても楽しいです。キャラの宿命、
信条、感情の表され方が細かく描かれていて、誰に対してでも感情移入できる楽しさもあります。
今の時代には、この作品のように「戦争で失ういのちとは」「戦場で戦うとはどういうことか」といった
ことまでも考えさせられる程の、奥の深い物語が必要であると痛感しました。
とってもお勧めな一作!